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矯正治療の実際 |
成長とともに、子供は次第に自分の容貌に関心を持ちはじめます。美しい口元にするということは、矯正治療の重要な目的です。しかし目的はそれだけではありません。むしろ、歯ならびやかみあわせを整えて、よくかめるようにすることが重要です。その結果美しい口元、清潔な口、正しい発育、健康な身体、明るい心の持ち主となるのです。 |
矯正治療は、治療にかかる期間も長く、決して容易なものではありません。しかし、悪い歯並びを放置すると、長い人生の過程の中で、虫歯リスクや歯周病リスクが高まり、いずれは歯がだめになってしまう場合もあります。 |
ですから矯正治療は、生涯を健康で清潔な口元で過ごすための環境づくりとして、しっかり治療に取り組んでください。以下、歯科矯正治療のあらましを解説していきます。 |
歯の位置を少しずつ動かすことによって、「歯ならび」や「噛みあわせ」を整えるのが矯正歯科治療です。歯を大きく削ることで見た目の歯ならびだけを治す治療とは異なり、正しく噛む機能を回復させるという重要な意味を持っています。 |
治療を行った方が良いと思われる悪い歯並びを不正咬合(ふせいこうごう)と言います。不正咬合には、歯の位置に問題がある場合と、顎の骨格に問題がある場合があります。具体的には、出っ歯、八重歯、乱ぐい、受け口、開咬(かいこう)など、があります。 |
(1)食物をかみくだく機能(はたらき)が低下します。 |
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(3)みがき残しによって、むし歯になりやすくなります。 |
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(4)歯のまわりが炎症を起こしやすく、歯周病にもかかりやすくなります。 |
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(5)正しい発音がしにくく外国語などの発音に問題を生じることがよくあります。 |
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(6)劣等意識が芽ばえ、精神生活面に悪い影響を与えます。 |
患者さんによって原因は違いますが、一般的に、骨の形や歯の大きさなどの遺伝が最大の原因と思われます。その他には、乳歯をむし歯にしてしまい、早期に抜いてしまったために、永久歯の生える場所がたりなくなったり、長い間指しゃぶりをしていたとか、事故や全身的健康状態などによる場合もあります。 |
1歳6ヵ月児検診や3歳児検診で、歯並びの異常を指摘されて初めて、我が子の歯並びについて考えるご両親も多いと思います。ご両親自身が、歯並びで悩んだ経験がある場合、子供の歯をなるべく早く治療してあげたいと思う気持ちは強いでしょう。まず矯正専門医による診察を受けて、いつごろから矯正治療を始めたら良いかを診てもらってください。 |
矯正治療は、子供だけのものではありません。いくつになっても矯正治療は受けられます。子供のころに歯の矯正治療を受ける機会に恵まれなかった方や、以前に受けたがあまり効果が得られなかった方など、成人した大人の方でも歯科矯正治療を受ける方が増えてきています。当院でも、全体の患者さんの約4割は、成人されてから矯正を受ける方々です。 |
矯正治療は、むしばの治療や、抜歯、いれ歯などとちがって数回でなおるような治療ではありません。治療期間中は、3〜4週間に1回の割合で通院してもらうことになりますが、症例によっては、3ヶ月に1度、6ヶ月に1度の間隔で定期的にみせて頂くことになります。いずれにしても、長い期間が必要となります。 |
永久歯を抜かずに治る患者さんがいる一方で、永久歯を抜かないと治らない患者さんがいます。あえて健康な歯を抜くことによって、残りの全ての歯を虫歯や歯周病から守る事ができるのです。治療後は抜いた部分には、他の歯がならび、隙間は閉じてしまうので、全く心配はいりません。 |
小児の早期治療であごの幅を広げる装置や、本格治療の時にすべての歯に器具をつけるマルチブラケット、治療後の後戻りを防ぐリテイナーなど、治療目的や、治療過程によって様々です。 |
歯の矯正治療は特殊な場合を除いて、健康保険の適応にはなりません。支払い方法、分割回数などについては、お気軽に御相談下さい。 |
矯正治療では患者さんやご両親と私たちの相互理解が何にも増して大切です。治療過程には、患者さんが一生懸命協力していただかないと、どうにも治療が進まないことがあります。これは特に患者さんが毎日つけたりはずしたりする装置を使っている時です。また、さらに大事なことは、患者さん自身の歯みがきです。 |
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