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神奈川県横浜市金沢区 「金沢文庫駅」徒歩3分 TEL 045-786-1182 |
矯正治療の実際 |
歯の構造は、目で見える部分と、歯茎に埋まっていて目で見えない部分からなっています。根の部分は歯根膜(しこんまく)という薄い膜に包まれていて、歯槽骨(しそうこつ)というあごの骨に植わっています。この歯根膜に一定の力が加わると歯槽骨に刺激が加わり、歯が移動しようとする側の骨が吸収され、歯が移動して生じた空間には新しく骨が作られます。 |
矯正治療は、この骨の吸収と生成のメカニズムを利用して、ゆっくりと、時間をかけて歯を適切な位置に動かしていきます。歯周組織を痛めないように、優しい力を持続的に加えるのが、矯正治療です。矯正装置には皆様がご存知の固定式矯正装置マルチブラケットなどがあります。 |
(1)ブラケット |
ワイヤーを固定する為に歯に直接貼付ける器具です。材質には金属やセラミックがあり、形状も様々です。 |
(2)アーチワイヤー |
弾力性を持った素材で、歯に持続的な力を加える器具です。ブラケットにはめます。 |
(3)モジュール |
ブラケットにアーチワイヤーを固定する為の輪ゴムです。オシャレなカラーゴムもあります。 |
メタル(金属)ブラケット |
セラミックブラケット |
強度が高く、矯正治療で最も治療効果が高い素材です。基本的に当院ではメタルブラケットを第一選択としてお勧めしています。 |
透明で目立ちにくいという利点があります。金属に比べると強度が弱く、割れやすいという欠点がありますが、矯正効果が金属に劣るということはありません。費用は金属に比べ少し高くなります。 |
※ブラケットには金属やセラミックの他に、プラスチックで出来たものがあります。プラスチック製は強度、変形の面で少々劣ります。 |
※アーチワイヤーには、金属をコーティングすることで目立たなくしている物もあります。しかし、長期間の使用によりコーティングがはげ落ち、矯正効果が弱まることがあるので当院では使用しません。 |
せっかくきれいに並んだ歯並びも、そのまま治療を止めてしまうと、もとの位置に戻ろうとします。 そこで、矯正治療は、適切な位置に移動した歯を、その状態で動かなくする保定を行います。保定には以下の写真のようなリテーナーという装置を使います。 |
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